スタッフブログ

物欲は「恐怖」から!?

2015年01月21日 ひとりごと スタッフブログ

今、読んでる本でも、「マズローの欲求の5段階説」に触れていました。

「マズローの欲求の5段階説」とは、人間の欲求というのは、生理的欲求(食べる・寝るなど、生きていくために必要)、安全の欲求(命を脅かされない)、社会的欲求(家庭や組織に属したい)、承認の欲求(存在を認められたい)、自己実現の欲求(成りたい自分になりたい)というように、階層になっていて、低次の欲求が満たされると、次の段階の欲求が出てくる、という説です。
正確には、低次の欲求がある段階でも、高次の欲求が無いわけではなく、低次の欲求が優先される、ということだそうです。
たしかに、お腹が空いて死にそうな時に、「褒めてもらう」「食べ物をもらう」のどちらかを選ぶとしたら、という話ですね。
(さらに厳密には、自己実現の先に「自己超越」という欲求があるそうです)

で、その本に書かれていた面白い視点。

海外旅行に行きたいとか大きい家に住みたいという欲求は、この説に付け合せると、決して高い次元の欲ではない。
もちろん、それらの欲を持つのが悪い訳ではないけど、結局、モノはモノでしかないし、物質的な欲求の原因は「恐怖」によることが多い、とのこと。
そして、恐怖という感覚を持つと、恐れていることが現実に起きてしまう、とのことです。

なるほど。
違う視点で言うと、断捨離では、モノが捨てられないのは、モノに自分自身の「想い」が付着しているからで、それを捨てることによって発想が切り替わる、というようなことを言っていたと思います。

繋がりますね。
「持っていないと不安」「無くなったら怖い」という恐怖感から、必要も無いモノを買い込んでしまう。
「持っていないと不安」「無くなったら怖い」。だから、捨てられない。
そして、「持っていないと不安」「無くなったら怖い」モノとは、食料品など、無ければ命を脅かされるものはもちろん、衣類や住まいなど、現実的に生きて行く上で必要なモノは当然含まれると思います。

でも、もっと言えば、例えば、大きな家、高級車、あるいは「毎年恒例の海外旅行」があるライフスタイルなど、持っていることで社会に認められる(=失ってしまえば認められなくなる)「ステイタス」なども含まれるかもしれません。

で、あるとすれば、つまり所有の理由が「恐怖の回避」であるとすれば、持っていること=豊かさ、ではない、ということになります。
一方、所有するものが同じであっても、その理由が「夢」であったり「自己実現」であるならば、それは本人にとって、幸せであり豊かさである、ということになります。

何を言いたいのかと言うと・・・。

コレを提供者(事業者)側の視点に置き換えると、結局、以前も書かせていただいた「従来のマーケティング」「これからのマーケティング」に繋がります。

つまり、提供する側が「コレを持っていれば安全(持っていないと危険)です」という視点、つまり不安にさせて、それを解消する方法を提示するのが従来のマーケティングのスタイル。
それに対して、「コレによって、お客様が〇〇〇になる道をサポートします」というのが、これからのマーケティング。
つまり、「消費者の不安」を「モノの消費」で解消するのではなく、「お客様の成りたい自分」をサポートする、という視点を私たちは持つべき。

それによって、一人一人が本当の意味で「豊か」になっていく、というのがコレからのあるべき姿ではないか、と思う次第です。

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