スタッフブログ

これからのマーケティング(つづき)

2014年10月01日 ひとりごと スタッフブログ

従来のマーケティングは、消費者に不安や不満を覚えさせ、解決策を提示するのが常套手段、というお話をしました。
消費させることで経済を活性させることが目的だからです。

戦後の復興・成長期、日本はたくさん生産し、消費し、経済を活性させる必要がありました。
そのために、事業者は売れるモノをたくさん生み出しました。
その時はそれが正しかったのです。それが社会のためだったのです。

時代が変わった今、事業者は社会のために何をするべきか。

例えば、スポーツメーカーのナイキ。
「Just Do it!(やるしかない)」のスローガンはつまり「人は努力によって成長できる」「成りたい自分は自分の中にいる」「だから頑張ろう」という意味が込められているそうです。
そして、頑張る人を応援するアイテムを創り続ける、ということだそうです。

ボルヴィックでは、ご存知の方も多いかもしれませんが「1L for 10L(ワンリッターフォーテンリッター)」というタイトルで、ボルヴィックを1リットル買えば、アフリカの水に困って
いる人たちに10リットルの清潔な水が提供される、という社会貢献プログラムを2007年から展開しています。
いわゆるコーズ(社会貢献)マーケティングの革命的な活動です。

つまり、従来のビジネスが消費者に消費を促していたのに対して、この2社は、自社のビジネスを通じて市民に「自己実現」「社会貢献」を促していると言えます。
従来のマーケティングが、<消費者>の不安や不満を、消費によって満たしていたのに対して、この2社は、<市民>自身の成長・成熟を支援している、更に言えば、それによってより
良い社会づくりに貢献していると言えます。

従来のマーケティングも、経済成長の時代ならば「より良い社会づくり」に貢献していたと言えるのです。
なぜならば、経済成長することがより良い社会づくりに繋がっていたワケですから。
事実、日本は世界一の経済大国になったのですし。
時代が変わった今、「より良い社会づくり」の定義も変わっているワケです。

上記の事例は大手企業の取り組みですが、私たち中小企業・小規模事業でもできることはあります。
中小企業・小規模事業者だからこそ、できることがあるはずです。

この数年の気象を異常と言うべきかどうかは分かりませんが、恐らく、過剰なダメージを与えていることは間違いないでしょう。
また、ストレス・情報過多・過食・偏食・加工食品の過剰摂取・運動不足などなど、これまでの副作用が出ていることも否めません。
くれぐれも、先達の全力の取り組みを否定するつもりはありません。
前述の通り、当時はそれが「やるべきこと」だったのです。
時代が変わった今、私たち事業者が考え直さなければいけないのだと思います。

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